やぎじじいの戯言
2008/09/23 ガイド本
 ある曲のCDを購入しようと思ったとき、数種類とかでも迷うのに、十種類以上あると本当にその選択に 困ります。こんなときに頼りになるのが音楽乃友社の”レコ芸”をはじめとするガイド本です。この夏に実家に 帰ったとき、約20前に発刊されたものですが、大変参考になると思われる”名曲名盤500”というものを 見つけて持ち帰りました。
 これは、音楽評論家の方が、持ち点10点を自分の選ぶベスト3に振り分けてコメントするというものです。 一曲に10人ぐらいの方々が評論するのですが、500曲を分担しているのでその人員は当時活躍されていた総勢 50人ぐらいにわたっています。
 さて、ここで一番目を引くのは、ご存知の宇野功芳さんです。氏の論説から賛否両論あるとは思いますが、 ここでも宇野節は全開です。まず10点の配分を、他の方はバランス感覚をもって振り分けていますが、宇野さんは 7点2点1点は当然として、8点1点1点や、時には9点1点0点も出してしまいます。これには編集者の方は、 もう少し配分を考えてと思ったのではないでしょうか。しかも、たった数行のコメントなのですが、このような 点数配分ですから、ベスト以外は必要ないみたいな一方的な評論もあります。しかし、私は氏の評論はおおかた支持して おりました。よって、好みの音楽もしかりですが、ある意味では偏狭な考え方を主張できる人間性形成に役立ちました。 (それは自慢かい)
 宇野さんは、ここ数年来演奏活動に従事されているようで、写真を見る機会があったのですが、月日の変遷は 無情です。毒蝮的表現によれば、死にぞこないのじじいと化しておりました。(明日はわが身)
 今後のさらなるご活躍をお祈りしております。
2008/09/13
 最近のCDショップのクラシック売り場で前面にある目玉商品は美人演奏家のCDのようです。 個人的には歓迎したいところですが、果たしてこれが演奏本位のはずのクラシック音楽で良いのかと 若干疑問に思います。その次の売りは、カラヤンなどの往年の名演奏家のCDです。もっと、 現役の”おっさん”や”おばはん”に活躍していただきたいと思います。 よって、本当は誰がお気に入りとか書きたいところですがやめときます。 (結局、美人演奏家が好きなんじゃん)
 ちなみに、宮本笑里さんのお父さんである文昭さんは、私より年上の完璧な”じじい”年齢のはず なのですが、なぜあんなに若く見えるのでしょうか。若く見えるだけでなく、我々”じじい”から見ても滅茶苦茶 かっこ良く見えます。もし、今後指揮者としてデビューするようなことがあった場合、シビアにレビュー させていただきたく存じます。
 さて、演奏家の顔といって最近の私の一番の押しは、指揮者である、ワレリー・ゲルギエフさんです(外人に”さん” 付けはやっぱり変)。今年の初めだったと思いますが、”春の祭典”をTVでやっており、演奏は非常に良かったです。 あなたはその曲想ぴったりの顔で演奏をアシストしていました。でもそれは反則です。

2008/09/06 クローン
 EACを使用すれば、CD−DAフォーマットで記録された音楽CDのクローンを 作成することができます。しかし、これは正確に言うと完全なクローンではありません。
 音楽CDは、本来”1”という信号が2回以上続くことはなく、逆に”0”は2回以上続くように 変換して記録されているそうです。従って、あるランダムな確率で発生した上記ルールと異なる信号を 検出した場合は、誤りだと分かるので訂正します。原盤が汚れていたりして読み取り性能が悪いものでも、 EACがデータを補正して書き込みを行い、こちらの方のエラーが少ないと、作成したクローンCDの方が 正確なディスクであるということになります。
 さて、これとは直接関係ない話なのですが、最近家で私は”ドリーちゃん”と呼ばれています。 こちらはクローン羊(これが”忠実な羊かい”?)であり、”やぎ”ではないのですが、一緒くたにされてしまいました。 おまけに次のような似顔絵まで書かれました。
こちら  
2008/08/28 オリンピック雑感
 北京オリンピックが終了しましたが、今回の大会ほど”銀”や”銅”のメダルの 価値を高いと思ったことはなかったのではないでしょうか。これまでは、日本がメダルを 取っても、なんだ”金”でないのという感じがどこかにあって、金と銀銅との間には大変 大きな差があったように考えますが、今回はそうではないんだというように実感した方は 私だけではないと思います。
 その辺の心温まる話題や、相変わらずのマスコミの横一線報道におかしいと思っている方の 意見は他のサイトに譲るとして、ここではなんか変だと思ったことで戯言を書きたいと思います。
 まず、ソフトボールの決勝トーナメントで、1回負けても優勝できるというのは、かたや真剣 一本勝負の競技を行っている中、大変違和感を覚えました。正直、日本が金メダルを取ったと聞いても 完璧に白けました。まず、決勝進出の1位と2位が戦って、また最後に別の決勝を行うという考えがおかしいです。 まだ、野球のように、予選4位でもトーナメントで全部勝てば優勝できる方が納得できます。 星野ジャパンが負けたことより、このソフトボールのでたらめルールに腹が立ちました。 そういえば、WBCの野球も対戦のしかたがちょっと変だと思いました。
 次に、レスリングのカラーボールについてです。くじで当たった方が有利な体勢から始められると いうこのルールは、神聖なスポーツを完全になめており、上記ソフトボールと同様にめちゃくちゃです。 国内予選とかならまだわかりますが、正々堂々のスポーツマン精神を踏みにじるようなことが、 天下の五輪で採用されていることは信じられません。
 最後に卓球についてです。エッジボールでポイントが入ると、相手に”ごめんね”という 仕草をするのがマナーだそうですが、逆にガッツポーズもんだと思うのは私だけでしょうか。 まあ、これが卓球特有の暗黙ルールならば仕方がないのですが、私に良い解決策が浮かびました。 それは、台を2〜3cm大きくして、エッジボールはアウトにしてしまうのです。
 これはナイスアイデアだと思うのですが。(誰か他にも考えた人がいるに違いない)  
2008/08/23 得した気分
 この連休に実家に帰って、昔購入したCDを回収してきました。ひとつのダンボールに詰め込んで 送ろうとしましたが、どうしても無理なので最終的に取捨選択を行いました。結局、いつでも聴ける ような有名曲や全集で手元にあるような曲は置いてくることにしました。
 しかしながら、どうしても3枚が入りきらないので、これはバッグに入れて持ち帰ることになった のですが、どうせ2〜3日後には自宅に届くので、あまり考えずに、最後に手元に残ったヘンデルの 合奏協奏曲作品6の3枚を持ち帰りましたが、やっぱりすぐにリッピングを行って聴きました。
 さて、休日の朝7時頃に車で家族を送ることがあって、NHK−FM”朝のバロック”のテーマ 音楽が流れているのを聴くことがあるのですが、どうしても曲名が思い出せませんでしたが、今回 たまたまこのCDを持ち帰ったため、作品6−10だったということを思い出しました。
 もし、直接持ち帰ったのがこのディスクでなければ、このことがわかるのが何ヶ月か先だったでしょう。 なんか、ちょっと得した気分です。
2008/08/14 だじゃれネタ3題
 この前バスに乗っていたら、手作りピザのお店という看板が見えました。ピザに限らず最近手作りが 重宝されるという傾向があるように思いますが、人の手の汗や手垢が入るのでおいしくなるんでしょうか。 (あるわけない。) ところで、
 手作りピザのお店 ・・・ 合法
 手作りビザのお店 ・・・ 犯罪(ブラジル一人前お願いします)

 メンデルスゾーンの交響曲「宗教改革」という曲は、それほど有名ではありませんが、結構いい曲です。 ここ何十年も聴いていなかったので、なんか急に聴きたくなりました。ところで、
 宗教改革 ・・・ 合法
 宗教家威嚇 ・・ 犯罪(どない落とし前つけるねん)

 最近、家のカレーが前より辛くなったと感じるので、加齢(しゃれになっています)によって味覚障害が 始まったかと思いましたが、単に甘口を中辛に変えただけのようです。辛すぎるようであれば、特別に 私専用のものを作ってくれるそうです。ところで、
 星のおーじさまカレー ・・・ おこちゃま用チョ甘
 星のおじーさまカレー ・・・ これも犯罪(カミさん曰く天の星になれる)

2008/08/09 日本柔道連盟の選択
 やはり最近の大会の勝者をオリンピックに送るべきでした。過去の実績とかいうのは通用しないのです。 もし、ちゃんと勝者を送って負けたのであれば日本国民は納得すると考えますが、おかしいと思っている人は多いでしょう。
 とは言っても、銅メダルは非常に立派だと思います。それより、一番疑問なのは、”教育的指導”(今は教育的はつかない) というルールや微妙な判定とかではなく、試合時間が5分しかないということです。 あの激しいボクシングとかでも30分はやるのです。15分ぐらいの設定で、もっと”技あり”や”一本”で決まるような 元々のスタイルに戻すべきです。
2008/07/30 とりあえずビール
 飲み屋へ行って「とりあえずビール」というのが定番ですが、笑い話で、「お客様、申し訳ございません。当店は ”とりあえずビール”は置いてございません。”サッポロ一番味噌”と”キリン二番煎じ”になります。」 てなことがあります。
 さて、あまりクラシック音楽を聴く機会がない方に、どんな曲から聴くのが良いかと尋ねられることがあるかも しれません。でもって考えたのですが、おそらくそういうサイトはたくさんあると思いますので、私としては、 あまりここではあれこれ発言しないで、一言だけ「とりあえずベートーヴェン」とだけ答えておくことにします。
 彼は、星一徹のような親父に厳しく育てられ、青春時代に恋人に振られるは、晩年は聴覚を失うは、決して 幸福な人生だったとは言えません。ですが、彼の音楽には喜びや希望が溢れています。どんなジャンルでも良いので、 一曲聴いてみることをお薦めします。
 これでベートーヴェンにハマるも良し、ここからモーツァルトやバッハに遡るも良し、ロマン派を経て近代に 進むも良しだと思います。
2008/07/24 姑息な手段(後編最終回)
 やはりページランクの基本はリンクだと思われます。よって、Aページの最後にBページのリンク、 Bページの最後にCページのリンク・・・というようにすれば全ページを巡回してくれそうです。
 でもちょっと待ってください。そんなことをしてサイトの検索順位を上げてもむなしいだけです。 本来の目的は、私がサイトで探してもなかなか見つからなかった情報を自分のように困った人に公開 することです。
 そういう観点からすると、4/12のログのように、一部に有用なキーワードを埋め込んでおくことが 最も良い方法であると結論づけます。
 最終回終わり
2008/07/23 姑息な手段(後編)
 更新頻度が高いとページランクが上がる要因になると言われています。 しかしながら、大手のニュースサイトならいざ知らず、個人のホームページにクローラがやってくるのは、 このサイトで見ても1〜2週間ほどの間隔が開いているように見られます。ですから、毎日更新しても あまり効果が無いと思われます。 たとえば、この内容で毎日1行ずつ書いて、1週間毎日更新したとしてもそれは、アホなことやと思います。
 後編最終回へ続く
2008/07/22 姑息な手段
 今回の書き込みが本ホームページの最終章となります。短い間でしたがありがとうございました。てなことを 7/1に書きましたが、この手のものがTVドラマでまたあったようで、やはりモノマネ方式は健在のようです。
 しょうがないので、そのネタをいただきます。今回は前編/後編(最終章)でいきます。
 前編:本ホームページを立ち上げて、約3ヶ月が経ちました。アクセス数が伸びません。
    が、姑息な手段で良いテクニックがあるようです。
 後編(最終章)へつづく

2008/07/17 女子高の・・・・・・・
 (そういうタイトルはやめなさい)
 最近、その日にあった事柄でログを書こうにも、なかなか良いネタがないため、 しかたがないのでネタ帳にメモしていたものを使おうかと思います。 (ネタ帳といいながら仕事で使っているノートやんか)
 さて、何年か前のことになりますが、FM放送で高校オーケストラのコンクールの 放送を行っておりました。その時たしか第2位だったのですが、千葉女子高校の すばらしい演奏には驚きました。ヘタなプロのオケ顔負けといったものでした。
 曲はチャイコフスキーの交響曲「ポーランド」の第一楽章で、この曲はこんないい曲 だったっけという感想を持ったことを今でも覚えています。なにしろ演奏がこのうえなく 活き活きしておりました。このすばらしい演奏は、生徒の演奏はもちろんですが、 指導者であるだろう先生の力量にもよるものと思います。
 第1位は、「禿山の一夜」を演奏した高校でしたが、私に言わせれば選曲ミスであり、 自分が審査員だったら逆の順位をつけたでしょう。
 ところで、千葉女子高校は案外近いので、今度定期演奏会でもあったら聴きに行きたいなと 思いましたが、私のようなものが行くと、別の目的で来たと思われそうなのでやめときます。

2008/07/10 じじいVSばばあ
 本日会社の健康診断がありました。高血圧の私はいつもどおり再測定になってしまいます。”ばばあ”でなくお若い方に 当たるのを期待していましたが、日ごろの行いが悪いせいか”ばばあ”にあたりました。(じじいだからしょうがない)
 それで、その”ばばあ”が一回目の結果とかを書きながら、深呼吸して2回目を測りますと言いながら、 問診表に書いている間に忘れてしまって、次の検査へどうぞと言いました。こちらとしてはラッキーでその場を去った のですが、あとの検査で、”高血圧の人2回目測定すべし”みたいなルールがあるんでしょうか、別の検査のところの 若い方から、もう一回測ってくださいと言われました。
 →本日の教訓:企業の健康診断を行って荒稼ぎする、なんとか予防なんとかという団体、ろくなもんじゃない。 (ばばあでなく、もっと若い娘出せおら)
2008/07/06 バーンスタインのマーラー新録完了
 今年になって、20年来の私のバーンスタインのマーラー新録シリーズの購入がやっと完結しました。当時ちょうど結婚と タイミングが合い、”悲劇的”というタイトルと”亡き子をしのぶ歌”で変に縁起をかついで躊躇したため、現在に至りました。
 たしかに、どなたかの指摘のとおり、第4楽章のハンマーは期待しすぎの方にはちょっと物足りないかもしれませんが、 総合的にはこれ以上の演奏は想像がつきません。20年我慢したかいがあったというものです。
 さて、他の曲は20年以上前に国内盤と輸入盤とで、ほぼ半々で購入しているのですが、明らかに信頼性に差がでています。 輸入盤の方は、記録面はアルミの腐食ではないかと思われる斑点が発生しているものがあったり、レーベルはクッションと して入っていたスポンジにくっついて表示が消えているものがあります。一方、国内盤は見た目の大きな変化はありません。

2008/07/01 やぎじじいの戯言最終章
 今回の書き込みが本ホームページの最終章となります。短い間でしたがありがとうございました。
 てな感じのドラマの最終回だと思わせぶりの放送が各局とも横行しているようです。また最近では、どんな 番組においても”山場CM”が存在し、辟易しております。
 私の本ページも今回で最終章となりますが、最終章=最終回ではなく、来週以降も頑張って生きている間は続けようと 思います。6/10にも書きましたが、結局日本の放送局のものまね方式は、いい加減にしてほしいと思います。
前のログを見る