初代及びVC版ポケモンのセレクトバグ技の仕組み(原理)
ポケモン赤緑青版のバグ
ポケモンの赤緑青版には重大なバグがありました。製作者がプログラムに意図的に入れたという噂もあります。
その内容は、意に依らないところで、あるデータと別のデータが交換されてしまうというものです。
ゲームを普通に進めるにあたり、このような状況になる確率は低いはずですが、
以下の様な状況になると100%の確率で発生します。
スタートボタンを押し、「どうぐ」のウィンドウを開く
↓
道具の何番目かにカーソルを合わせて、セレクトボタンを押す
↓
ここで、道具の交換の準備状態になるが、Bボタンでキャンセルする
↓
戦闘のイベントに突入する
このあと、「たたかう」で「技選択」か「ポケモン」を選択することになりますが、ここでいずれの場合でも、表示が異常になることがあるのです。
ユーザーに重大な損失が発生するようなバグであれば、損害賠償ものですよね。
以下が具体的なバグの実体です。
@「たたかう」のバグは、データ交換が分かっているので比較的安全
A「ポケモン」のバグは、どこが変わったかわからないのでデータを壊す可能性があり危険
実際Aの場合は滅茶苦茶な表示になることがあります。この操作では、殿堂入りデータ、バッジ数、図鑑などがバグってしまうことがあるようなので、この技は可能な限り控えるべきと思います。ですので、ここでの紹介は一部のみに留めておきます。
「ポケモン」のバグ技で、データが変になった場合の例を以下に掲載しておきます。
3匹所有の状態で行ないましたが、2匹目のデータが滅茶苦茶で、4匹目の所にも変なデータが表示されています。
「たたかう」のバグ技の詳細
上記を行うと、以下のデータ交換が実行されます。
おそらく「ポケモン」バグと違い、重大な欠陥は発生しないと思います。
@1匹目の技 <> 1匹目または2匹目の何かのデータ
A1匹目の技の回数 <> 1匹目または2匹目の何かのデータ
B戦闘中の技 <> 戦闘中のあるパラメータ
@とAは重要ですが、Bは一時的なものなのであまり気にすることはありません。ただし、バグ技で「たたかう」のときに戦闘が勝手に進められたり、こちらが攻撃できないなどの状況に陥ることがあります。この場合は電源を切ってください。たぶん、戦闘中のあるパラメータが変わってしまったためだと思われます。
戦闘後に、「つよさをみる」と攻撃や防御が変な表示になっていることがあります。これはポケモンセンターに預けても直りませんが、ボックスに預けて引き出すと再計算されて直ります。
@とAを正確に管理して行うと、ある程度自由なデータ操作が可能です。このデータは16進数で、00〜FF(10進数でいえば0〜255)の値をとります。
もっと具体的な話をします。ミュウのデータは10進数で21です。ですから他のポケモンのここのデータを交換してあげればミュウになるわけです。
どことどこのデータが交換されるかは、道具の何番目で行うかによります。下のデータ表に載せておきますので参考にして下さい。
ここの例は道具の7番目を利用した、レベルアップ技の原理説明です。
具体的な方法は、こちらのページに記述してあります。
※ポイント
・道具は20個までしか所持できません。
しかし常に必要なのは「じてんしゃ」など極一部なので、それ以外はパソコンに預けます。
ここで紹介するバグ技を行うには、パソコンに30個程度の道具がないとできないので集めてください。
・2匹目が1匹目の欲しいデータをもらうと1匹目のデータが狂います。よって後で必ず逃がしてください。
1匹目が2匹目の欲しいデータをもらう場合もしかりで、2匹目のデータが狂います。
・1匹しか持っていない場合、2〜6匹目は空ですが、実はアドレスにデータが残っています。
6番目のところにいたポケモンのデータが、シフトして残っているのです。
よって一度6匹フル装備すれば、2〜6匹目のアドレスに6匹目のデータが残っています。
・プログラム上ありえない状況と判断された場合、フリーズします。
たとえば、そのデータのポケモンが存在しないとか、その技が無いとかの場合です。
その時は、冷静に電源を切ってください。
免 責
ここでの情報は、十分検証した上のものなので、再現性はあるはずであり、手順を間違えない限り問題が発生することはありません。しかしながら100%安心とはいいきれません。
バグ技を行う場合、必ずその前にいったんレポートして行うようにしてください。
バグ技を敢行中に、少しでも説明と違う状況になった場合は、すぐに電源を切ってください。
万が一データが損傷したとしても、当方としては責任は負いかねますので、あくまで自己責任でお願いします。
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