葬儀の曲
 自分はクラシック音楽が好きだったので、音楽葬にしてもらおうかと思っていました。
 →一番好きなマーラーの曲にしようかな
 でも、マーラーの音楽に興味の無い家族に無理強いをするのはやめることにしました。
 以下は、昔思ったことの独り言です。
 最後に、”結論”があります。

本命曲
 このリストをご覧ください。Googleで”作曲家”AND”葬儀”OR”葬式”で検索した結果です。(相当古いデータ)
 有名作曲家の中にまじって、フォーレの検索順位が高いです。
 これは、”レクイエム”が葬儀で流す曲として高い支持を受けているためと推測します。
  バッハ 葬儀 OR 葬式 の検索結果 約 103,000 件
  モーツァルト 葬儀 OR 葬式 の検索結果 約 99,800 件
  ショパン 葬儀 OR 葬式 の検索結果 約 61,200 件
  ハイドン 葬儀 OR 葬式 の検索結果 約 55,000 件
  マーラー 葬儀 OR 葬式 の検索結果 約 50,900 件
  ベートーヴェン OR ベートーベン 葬儀 OR 葬式 の検索結果 約 49,300 件
  ヴェルディ 葬儀 OR 葬式 の検索結果 約 34,400 件
  ブルックナー 葬儀 OR 葬式 の検索結果 約 31,600 件
  シューベルト 葬儀 OR 葬式 の検索結果 約 29,500 件
  フォーレ 葬儀 OR 葬式 の検索結果 約 28,300 件
  ブラームス 葬儀 OR 葬式 の検索結果 約 24,700 件
  チャイコフスキー 葬儀 OR 葬式 の検索結果 約 23,800 件
  シューマン 葬儀 OR 葬式 の検索結果 約 18,600 件
  ワーグナー OR ワグナー 葬儀 OR 葬式 の検索結果 約 18,500 件

 しかしながら、曹洞宗家のうちには、”レクイエム”は似合わない。

私の葬儀でかけてもらいたい曲
 まず、前提条件を遺言?として残しておきます。
・葬儀の時間は、経費節減のため1時間ということにしましょう。長々続いても周りが迷惑です。
・ということは、前後の段取りもあるので、BGM曲は長くても30分程度である必要があります。
・葬儀場なのでダイナミックレンジを押さえないといけません。そうすると、終始安定した音量でなければいけないので、 SoundEngineのピークコンプレッサーで、全体的に平坦な音量にします。

→2011/12/29追記:
・近親者のみなので、別に大音響でも構わないかもしれません。
・私の場合は、死んでまでもうるさくしないでくれって思われそうですが。
・所詮、葬儀場のしょぼい音響装置ならば、こんなの関係ないかもね。

 現状候補3曲を以下に挙げます。どれか決まらないうちに運悪く死んでまうかもしれませんが。

  ブルックナー 交響曲第8番 第3楽章
  マーラー   交響曲第3番 最終楽章
  マーラー   交響曲第9番 最終楽章

→2009/05/01追記:
実際に身近な親族の死に接して、しかもこの曲を聴いてみて今思うところ。
・御通夜(お経の類は不要) マーラー   交響曲第9番 最終楽章
・お浄めの席(軽く酒宴)  ブルックナー 交響曲第8番 第3楽章 他
・告別式(最後の旅立ち)  マーラー   交響曲第3番 最終楽章

→2016/01/29追記:
2009/05/01の記述は破棄です。自分の葬儀は一回30分で終了です。

  追加候補
  マーラー   交響曲第10番 最終楽章(クック版)

バッハのゴルトベルク変奏曲
 グールドの演奏を久々に聴きました。これも最初のアリアだけを聴けば良い候補曲です。
 ですが、変奏曲が始まると、こんな凄い演奏では死者が覚醒してしまうのでNGです。

→2010/10/21追記:
グールドの1981年版の最終曲のアリアは、最終セレモニーに相応しい。
最後の曲として、私の火葬のとき流してください。

遺言
 2016年1月11日、父が亡くなりました。檀家である曹洞宗のお寺の住職に供養していただきました。
 父の生前の意志にかなった葬儀であったと思います。本当にありがとうございました。
 並びに、父だけでなく母のお世話になった方々からも、ご丁重なお悔やみを頂戴いたしました。
 あらためて御礼申し上げます。

 しかしながら、私は自分が死んだときのことは、全く別に考えております。
 まだ暫定ですが、2016年1月現在の一応思うところを言っておきます。
・まずは、死ぬ前に大病を患った場合でも、延命治療は必要ありません。
・前述の音楽葬の曲を、どの曲するか決めかねています。
 →マーラーとブルックナーどちらにするか
  ベートーヴェンやバッハも捨てがたいです
  決まらず死んでしまった時は、一曲どれでもOK
・私は安価な家族葬で良いのですが、見栄えにこだわると高額出費だそうです。
 →結局は、豪華な華とかを飾ったら意味ないので、花一輪でOKです。
・万一、自分の親より早く死んでしまうと、前述の思惑は否定されるかもしれません。
 →カミさんには、文書で渡しておく必要があるかも

その後
 これまでは、上記のように少々冗談じみた内容で考えていましたが、 そろそろ真剣に考えるべき時期を迎えております。
 はっきりしているのは、故人が望まない無用な葬儀はやめてほしいということです。

2017/04/02追記
(最終結論)
私の場合、無駄な宗教儀式は必要無し!!
お経の類は通常の精神を持つ葬儀参列者にとって、迷惑行為以外何ものでも無い。
 死んだものがこれで浮かばれるって??
 そうとは思えない。
 ましてや葬儀参列者の苦痛が、死者の供養になるわけがない。

 葬儀屋には音楽葬のみの最低金額で予約をお願いします。
 グールド演奏のゴルトベルク変奏曲、最後のアリアのみ。

 と思っていたが、必要無いわ。上記演奏はすでに、私の脳裏に刻まれている。

 ショスタコーヴィチの最後の交響曲である第15番を聴いて、分かりました。
 葬儀不要。法律に則って私の死体が的確に処理されればOK。

以上


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