CDの分割と結合を行い最高傑作を聴く
 長い音楽史上において、最高傑作ともいわれることがある、バッハのマタイ受難曲ですが、この曲を聴くのは簡単なことではありません。 何度も繰り返し聴いて、真の感動を味わいたいところです。
 題して、”最高傑作を聴くプログラム”ということで、略してSKIPとでも言っておきましょうか。
 この作品はディスク3枚からなり、第1部が2枚目の途中まで、それ以降が第2部となっているはずです。
 3枚のディスクを、ストーリーに合わせて、以下の7つのファイルに分割&結合することとします。

 1.01.wav ベタニヤの香油
  (ディスク1初め)

 2.02.wav 晩餐
  (ディスク1中ば)

 3.03.wav ゲッセマネの祈り
  (ディスク1終わり+ディスク2初め)

 4.04.wav 偽証/大祭司とピラトの審問
  (ディスク2中ば)時間的にこの2つはまとめます

 5.05.wav イエスの引き渡しと鞭打ち
  (ディスク2終わり+ディスク3初め)

 6.06.wav 十字架
  (ディスク3中ば)

 7.07.wav 埋葬
  (ディスク3終わり)

 ここでは、CUEシートの編集を駆使しながら行いたいと思いますが、この作業ができるようになれば、 あとは自由自在に操作して、オリジナルCD作成が作成可能です。

イメージファイル作成とCUEシート編集
 3枚のディスクから、それぞれイメージファイルを作成します。例えば、以下のような名称で作成します。
   1org.wav , 1org.cue
   2org.wav , 2org.cue
   3org.wav , 3org.cue

  →CUEシートもペアで作成されています
 そして、上記1〜7を作成するために、これら3つのWAVEファイルをそれぞれ3分割します。
 そのためCUEシートの内容を編集し、以下のトラック以外を削除します。

 ・ディスク1の1.2.3の最初のトラック
 ・ディスク2の初め、4.5の最初のトラック
 ・ディスク3の初め、6.7の最初のトラック


 これを図示すると以下のような感じです。

 ディスク1:|@□□□□|A□□□□|B□□□□
 ディスク2:|〇□□□□|C□□□□|D□□□□
 ディスク3:|〇□□□□|E□□□□|F□□□□

WAVEファイル分割
 本サイトのメニューにある、”リッピング”−”WAVEファイル分割”の内容を参考に行って下さい。
 ファイル名の便宜上、ディスク3、2、1の順序で行います。

※ディスク3の編集
 まず、3org.cueシートを編集し、ディスク3の分割WAVEファイルを以下のように3つ作成します。
  01.wav
  02.wav
  03.wav


 これらを、以下のようにリネームします。
  5_2.wav
  06.wav
  07.wav


※ディスク2の編集
 次に、2org.cueシートを編集し、ディスク2の分割WAVEファイルを以下のように3つ作成します。
  01.wav
  02.wav
  03.wav


 これらを、以下のようにリネームします。
  3_2.wav
  04.wav
  5_1.wav


※ディスク1の編集
 最後に、1org.cueシートを編集し、ディスク1の分割WAVEファイルを以下のように3つ作成します。
  01.wav
  02.wav
  03.wav


 これらを、以下のようにリネームします。(1と2は変更不要です)
  01.wav
  02.wav

  3_1.wav


ファイル結合のための編集
 分割したときに、splitという名の新しいCUEシートができているはずなので、これを使います。
 3_1.wavと3_2.wavで03のトラックを、5_1.wavと5_2.wavで05のトラック を作成することになります。
 以下の作業は、複数のファイルをいじるので、EAC上ではなく、”メモ帳”(紙のメモ帳ではダメです) などのテキストエディタを用いて行います。

 まず、3_1.wavと3_2.wavを結合する操作です。この2つのファイルを作成したときにできた2つのCUTされた CUEシートをつなげて、ひとつのファイルにして、新しいCUEシートとして、以下のように編集します。

 FILE "01.wav" WAVE
  TRACK 01 AUDIO
   INDEX 00 00:00:00
   INDEX 01 00:0X:XX
 FILE "02.wav" WAVE
  TRACK 02 AUDIO
   INDEX 00 00:00:00
   INDEX 01 00:0X:XX
 FILE "033_1.wav" WAVE
  TRACK 0301 AUDIO
   INDEX 00 00:00:00
   INDEX 01 00:0X:XX

 FILE "013_2.wav" WAVE
  TRACK 0102 AUDIO
   INDEX 00 00:00:00
   INDEX 01 00:0X:XX
 FILE 02.wav" WAVE
  TRACK 02 AUDIO
   INDEX 00 00:00:00
   INDEX 01 00:0X:XX
 FILE "03.wav" WAVE
  TRACK 03 AUDIO
   INDEX 00 00:00:00
   INDEX 01 00:0X:XX

WAVEファイル結合
画面の左側にある”WRI”ボタンを押します。
CDレイアウトエディタ画面が起動するので、”ファイル”−”CUEシートの読み込み”を行います。
読み込むファイルは、作成した上記のCUEシートです。
そして、”CD−R”−”CD書き込み”で書き込みを行います。
これは、一時的に作成するものなので、メディアはCD−Rではなく、CD−RWを 使います。
ハードディスクでもできたのかもしれないのですが、簡単にはわからなかったので、この方法で行います。

WAVEファイル作成
CDへ焼き込んだものは、CD−DAフォーマットなので、パソコンにWAVEファイルとして戻します。
あとの作業は、CDコピーのときと同じです。画面の左側にある”IMG”ボタンを押します。
WAVEファイル名は、”03.wav”として、作成を実行します。

以上でディスク1の後半とディスク2の前半を結合したWAVEファイルができました。
ディスク2の後半とディスク3の前半を結合した”05.wav”も、同様の方法で行います。

これで、1から7の全WAVEファイルが完成です。

本当はもっと分かり易い説明を書きたかったのですが、じいさんは疲れたので、もうギブアップです。
 →疲れたので、どっか間違っているかも

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