オフセットの意味
辞書で調べると、あるデータの位置を、基準点からの差(距離)で表した値のこととあります。
いろいろな業界用語として使用されているようです。ここでは、できるだけわかりやすく説明したいと思いますが、
オフセットについて、めちゃくちゃ詳しく報告しているサイトがありますので紹介します。
このオフセット補正を行う場合、自分のドライブのオフセット値をゲットすることが必要になるので、探しておいてください。
ちなみに、自分のドライブ名は、EACを起動したとき、”メニューの直ぐ下”に表示されています。
CD−R実験室
EACのオフセットに関しての説明は、ページの下の方にあるExact Audio Copyを使った音楽CD完全バックアップ
というところに書いてあります。
CDドライブのオフセットのこと
ここで言うオフセットについて、MUSIC PCとCD-R実験室で勉強したことを踏まえ、さらに自分なりの解釈を加えて説明したいと思います。
(細かいところで間違いがあるかもしれません)
CDドライブの読込みデータは、ドライブの”読込み指令”に対し、実際の”読込み動作”には、多少の遅れがあります。
そこを考慮して、ドライブはデータ読込み時の”シフト補正”を行なっているらしいですが、それがずれているということです。
それが、実際にはドライブの性能によって、”早過ぎたり遅すぎたり”するため、この”+−”の
オフセット値が生じているものと思われます。
00〜99の100個のデータを読み込む場合を例として、下記にそれを図示しました。
オフセットの重要性
上記の問題があっても、以下のように、CDの先頭と末尾に十分な無音部が記録されていれば影響は受けないはずですが、
そうでないCDは影響があります。
|□■■■|■■■■|■■■|■■■■|■■■□|
□: 無音ギャップ
■: 曲
|: トラック間
上記のデータの欠損は、ほとんどの場合無視できる時間なのですが、問題は、以下のように最初と最後に無音部がほとんど無い場合であり、
最悪の場合、音の欠損ということになります。
|■■■|■■■■|■■■|■■■■|■■■|
普通CDは、残響が無くなってから終わるか、フェードアウトすると思われるので、音が存在する途中で切れるものは無いと考えられます。
よってデータを遅出しするタイプのものは、問題ないはずです。
一方、CDによっては、冒頭に無音部がなく、いきなり音を出すものがありえるため、データを早出しするものは、
影響を受ける可能性があると思われます。
書き込みオフセット
書き込みのオフセットについては、CD−R実験室のデータを見ると、”+”しかないようなので、
どのドライブでも先頭の欠落を心配する必要はないようです。
結 論
いずれにしても、時間のずれは、0.0何秒らしいので、実際に聞いて問題となることはないのかもしれません。
あとは気持ちの問題かと思います。
◆例1
高級な陶器の皿があります。裏のテーブルに接地する部分の釉薬が塗っていないところに小さなカケがあるとします。
料理の盛り付けにも、見た目にも全く影響しませんが、これを気にするかです。
◆例2
トイレでおしりを拭く場合、拭いた紙を見てきれいになるまで確認する人と、一回拭いて確認しないで、
やめてしまう人がいるかもしれません。ようは、パンツに付かなければ機能的には良いのでしょうが、
どこまで気にするかです。
1度に1ロール使ってしまうような方は、気になると思いますので、こだわって完璧に仕上げてください。
ちなみに、私の所有するドライブは、残念ながらEACでサポートしている”オーバーリード”機能がないので、
最後に約0.015秒欠落します。
(あの〜、例2のようなやつでなく、もうちょっと良い喩えは無いのでしょうか)
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